卒業式は、子供だけでなく親にとっても大切なセレモニーであり、参列するにあたっては、正しいマナーを知ったうえで、身なりにも気を配りたいところです。

自分の母親が周囲と外れた格好をしていたら、お子さんはとても気まずい思いになります。

そこで、今回は、卒業式に参列する母親に向けて、服装のマナーを紹介します。

卒業式の服装マナー

まず、卒業式の服装において、一般常識(マナー)とされている事柄を列挙していきます。

  1. ブラックフォーマルが好まれる
  2. コサージュはつけても問題ない
  3. バッグは光を抑えた無地のものがよい
  4. ヒールは高すぎないものがよい
  5. タイツはNG
  6. 黒のストッキングはNG
  7. 不要なアクセサリーはつけない

では、それぞれの項目について順番に説明していきます。

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1.ブラックフォーマルが好まれる

卒業式の主役は、あくまで子供たちであり、子供よりも目立つような華美な服装は控えるべきというのが一般常識とされています。そのため、参列する保護者の多くが、ブラックフォーマルに近い服装をしているのも頷けます。

しかし、幼稚園や小学校の卒業式では、和服をお召の奥様もいらっしゃいます。もちろん、着物がマナーに違反しているわけではありませんが、中学や高校の卒業式では参列者の多くがモノトーンな装いとなるので、着物は選び方を間違えると、一人だけ悪目立ちすることになりかねません。

また、和装は場所や季節によって細かな決まり事があったり、手間もかかるため、着物について正しい教養をそなえた方であれば問題ないと考えますが、フォーマルな場で初めて和装するのは避けた方が無難です。

よって、卒業式の服装として、最も無難なのは黒のスーツであり、スカートの丈は膝が隠れる長さとします。そして、卒業式は「別れ」や「巣立ち」を意味するので、色は黒やグレー、ネイビーといった控え目の色が好まれます。

全員がブラックフォーマルでは、個性がないように感じられますが、卒業式は厳かな雰囲気の下で行われるものであり、そこに個性や派手さは必要とされていません。

それでも、着物を選びたいならば、他の保護者の意見も聞いて、自分以外にも着物で参列する保護者がいるのかチェックしておきましょう。

2.コサージュはつけても問題ない

全身黒のスーツでは、印象が暗くなりがちなので、コサージュやスカーフ、ブローチなどを利用したり、中に着るブラウスなどを少し明るめにすることで調整します。インナーをエレガントな服にすれば、フォーマルな印象の中にも、さり気なく上品さを演出できます。

3.バッグは光を抑えた無地のものがよい

バックは、光らない無地のものをフォーマルスーツに合わせて選ぶことをおすすめします。きらびやかでブランドのロゴが派手なバッグは、厳粛な雰囲気には似つかわしくありません。悪い意味で目立ちます。

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4.ヒールは高すぎないものがよい

ヒールは、5cm程度で、高すぎず低すぎない方が、足が綺麗に見えます。

5.タイツはNG

フォーマルな場なので、タイツではなくストッキングを履くのが正装となります。

6.黒のストッキングはNG

黒のストッキングは、喪のときに履くものであるため、卒業式には相応しくありません。ストッキングは、ベージュ系の肌に近い色を選びましょう。

7.不要なアクセサリーはつけない

アクセサリーもバッグと同様に、キラキラと光らないものを選ぶ必要があり、パールが好んで使われます。パールのネックレスは卒業式に合った正装感を出し、加えて女性としての上品さも演出してくれるアイテムです。

では、最後に卒業式で持参しておくと便利なものについてまとめておきます。

卒業式で持参すると便利なもの

ここからは、実際に小学校の卒業式に保護者として出席した経験を持つ私が、卒業式に持参しておくべきアイテムについて紹介していきます。

  1. スリッパ
  2. 靴袋
  3. 折りたたみ式バッグ
  4. ホッカイロ
  5. のど飴
  6. 水分
  7. ウェットティッシュ
  8. ストール

まず、スリッパは絶対に持参しましょう。卒業式の日には体育館にシートが敷かれますが、土足厳禁で上履きが必要な場合が多いです。

さらに、来賓用のスリッパは靴底が薄いので、床の冷えがすぐに足に伝わってきます。そのため、冬用のスリッパで、フォーマルな服装に相応しいものを自前で準備しておきます。

そして、当然ながらスリッパを入れる靴袋も用意しておかなければなりません。来賓用のスリッパを利用する場合でも、学校から与えられるのは簡素なビニール袋である可能性が高いです。

ビニール袋をガサガサと揺らしながら歩くと、せっかくの正装が台無しになるので、靴袋は必須です。卒業式では、子供が返却物を受け取ったり、保護者に向けた配布物が配られるので、少し大きめの折りたたみ式バッグを準備しておいた方が便利です。

ホッカイロは、特に足裏に貼れるものを用意しておきましょう。式が始まると、少なくとも1時間は椅子に座ることとなるので、足元の寒さ対策は絶対に必要です。

また、体育館は乾燥しているため、喉が渇きやすく、咳が出やすいので、のど飴や水を準備しておくと安心です。ウェットティッシュは、涙で目元の化粧が崩れた場合に役立ちます。

そして、ストールは式中は膝掛として使い、帰る時にはコート代わりにもなるので便利です。

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