八十八夜の意味について解説します。

2018年の八十八夜の日はいつかご存じですか?

 

♪夏も近づく 八十八夜〜という、文部省唱歌でおなじみの「茶摘み」の歌が流れると、幼少期に友達と手遊びをしたことを思い出します。

子どもの頃は、意味も分からず、リズムを楽しんでいただけの人も多いのではないでしょうか。

今回は、「八十八夜」について記事にします。理解すると、「季節と人と長くて、深いつながり」を感じられると思いますよ。

八十八夜の意味

「八十八夜」とは、「雑節」のひとつです。「雑節」とは、五節句・二十四節気以外の「季節の移り変わりの目安となる日」(節分・彼岸・土用など)です。

 

【五節句】
中国から伝わった考え方に日本の宮中行事などがあわさったもので、江戸時代に設定された5つの祝日(人日:1月7日・上巳:3月3日・端午:5月5日・七夕:7月7日・重陽:9月9日)

【二十四節気】
1年を24等分し、季節を表す名称を付けたもの

 

しかし、五節句・二十四節気は、元々中国からきた考え方のため、日本の季節の変化や名称とは、合わないことがあります。

季節を知ることは、農業の人たちにとって、農作物を育てる上で、とても大切ですよね。そこで、更に季節の変化を読み取るために作られたものが、「雑節」で、日本独自の暦です。

この暦に従うことで、農作物に多大な損害を出さずにすみます。「雑節」は、農業ととても結びつきが強いのです。

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八十八夜と農業とのつながり

さて、その「雑節」の一つの「八十八夜」は、農業を営む人たちにとって、特に重要な日とされています。

八十八夜は、春から夏へ移る境目の日、(「夏も近づく八十八夜」と歌にありますね)、夏の準備を始める日で、この日を境に、気候が安定してくるため、茶摘みや種まきなどの農作業の目安にされていたのです。

この日を境に霜も降りなくなってきます。そのため、このような言葉があります。

「八十八夜の別れ霜」:霜の心配がなくなり、安定した気候が訪れるという意味

「九十九夜の泣き霜」:九十九夜は、八十八夜を過ぎて安心している頃、ちょうど作物の芽が出て、育ち始める時期に霜が降りると、農作物に大きな被害をもたらすので、「泣き霜」と呼ばれた。

また、「米」という漢字を分解すると「八十八」になることからも、農業を営む人たちにとっては、八十八夜の日は特別な日なのです。

天気予報が発達して、暦通りに習わしをしなくてもいいのではないかと思うかもしれませんが、天然自然の暦に則して季節を迎えることが、無病息災の祈りとなっているので、現在でも、八十八夜を農作業の目安にしているところが多くあります。

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八十八夜と新茶

「茶摘み」と、八十八夜にも関係があります。八十八夜に摘まれた「新茶」又の名を「一番茶」(その年に最初に摘んだ新芽でいれたお茶)は、体にいいと言われています。

栄養価が高く、旨味成分が多く含まれていて、「不老長寿の飲み物」とされてきました。風邪やアレルギー、生活習慣病の予防などに効果的です。

他にも、新茶には脳をリラックスさせたり、集中力を高める効果があります。

5月といえば、新生活がスタートしてから1ヶ月が経過し、そろそろ疲れやストレスが溜まっている時期ではないでしょうか。

そんなときは、健康効果の高い新茶を飲んで、風邪を予防するとともに、心と体をリフレッシュさせましょう。

2018年の八十八夜はいつ?

2018年の八十八夜は、5月2日です。立春を1日目として88日目に当たる日が、「八十八夜」です。

「八十八夜」を知ると、新鮮なお茶が飲みたくなりませんか!?今年の八十八夜には、おいしい新茶をいただいてみるのもいいですね!

八十八夜に夏じたくを始めると運気が上がる?

最後に、おまけ情報です。

八十八夜の「八十八」は末広がりで縁起がよいとされており、昔から夏じたくを始める吉日とされてきました。

  • 夏用の食器を用意する
  • スリッパを夏用に替える
  • カーテンを夏用に替える
  • すだれを出す
  • 夏用のタオルケットを出す
    etc

このように、八十八夜に何か1つ夏じたくを行うことで、運気が上昇するとされているので、ゴールデンウィークでお出かけする前に、面倒な夏じたくを済ませておいてはいかがでしょうか。

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