2015年冬のボーナスの平均支給額を年齢別に予測しておきます。

目次

2015冬のボーナスは2014年よりも増えるのか…

2015年度の冬のボーナスを予測するために、まずは2014年度の冬のボーナス平均支給額を確認しておきましょう。

2014年の冬のボーナスの支給額は、全体平均で58.5万円であり、2013年よりも1.4万円(2.5%)増加しました。

そして、以下の2つの根拠から、2015年冬のボーナスは、2014年の支給額を大幅に上回ると考えられます。

  • 日経平均株価の上昇
  • 円安の進行

では、順番に説明していきます。

日経平均株価の上昇

まず、2013年8月2日から2015年8月2日までにおける日経平均株価のグラフからは、2013年から2014年にかけては、日経平均株価は約14000円から16000円の間で推移しており、2014年11月頃に大きく上昇し、18000円付近まで到達していることが伺えます。

そして、2015年3月には20000円の大台を突破し、20000円から22000円付近で推移しています。以上から、2015年度は2013年、2014年と比較して、日経平均株価が大幅上昇していることがわかります。

ここで、日経平均株価というのは、東証一部上場企業の中から、特に活発に取引されている225銘柄の株価に対して、ダウ式平均という特殊な平均計算処理を施して算出されています。例えば、以下のような企業の株価は日経平均株価の算出に使われています。

  • 花王
  • 三菱重工
  • 味の素
  • 三井住友
  • トヨタ自動車
  • エーザイ
  • 大和ハウス
  • 三井物産
  • 神戸製鋼
  • 大阪ガス
  • ANA

つまり、日本を代表する大手企業の株価は、日経平均株価に影響を及ぼしています。では、日経平均株価が上がるというのは、何を意味しているのでしょうか?

日経平均株価が上昇しているときは、一般的に企業の株価も上昇しているため、売上や業績が伸びており、その一部は社員の給料やボーナスへと還元されます。2015年の日経平均株価は2014年よりも4000円ほど上昇していますから、日本の多くの企業の株価も上昇しており、売上や業績が伸びているはずです。

よって、多くの企業において、2015年のボーナスは、2014年よりも上昇すると考えられるのです。

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円安の進行

アメリカ・ドルと日本・円の2013年8月から2015年8月までのレートを表したグラフから、2014年9月から2015年5月まで急激な円安が進行していることが伺えます。

2014年10月には110円を突破し、2015年8月時点では120円から130円の間で推移しています。そのため、輸出関連企業は円安による恩恵を受けて、業績が好調な会社が多いと考えられます。

例えば、トヨタ自動車1円の円安で利益が400億円も増えると言われています。現在は、どんな業種においても、国内にしかお客を持たない企業というのは稀であり、グローバル化を推し進めている会社がほとんどなので、あなたの勤める会社も少なからず円安効果により、純利益が前年よりも増加していることでしょう。

では、2015年度冬のボーナス支給額は、具体的にどのくらいの金額になるのでしょうか?

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2015年冬のボーナスを推定

2015年冬のボーナスの支給額を予測するうえで、参考になるのは、2015年夏のボーナス支給額です。今年の夏のボーナスは、全体平均で61.6万円であり、昨年の55.8万円よりも5.8万円(10.4%)も伸びていました。

そこで、冬のボーナスも夏のそれと同じ伸び率を記録すると仮定した場合、2014年冬のボーナスの全体平均は58.5万円なので、2015年の冬の支給額は6.08万円増えて、64.58万円と推定されます。

ここで、2014-2015夏のボーナス支給額の各年代の伸び率を確認しましょう。

 

2014-2015夏のボーナス支給額を価格.comがリサーチした表を参考にして、2015年冬の各年代のボーナス支給額を推定していきます。

2015年 冬 ボーナス 予測値 よって、2015年冬のボーナスは、20代が約39万円、30代が約49万円、40代が62万円、50代は78万円という結果になりました。

いずれにせよ、日経平均株価と円安の進行から、今年の冬のボーナスは、昨年のそれを大幅に更新する可能性大と考えられます。

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