五月病の症状と治し方について説明します。
入学式、入社式、始業式などが終わり、新生活のスタートを切った方が多いですが、慣れない環境で気を張り過ぎたり、うまく馴染むことができずにストレスを抱え込んでいませんか?
進学、就職などで以前と環境が大きく変わるとき、新たな環境に順応できない人や、適応しようと頑張りすぎる人は、時にうつ的な状態に陥ってしまうことがあります。
これは、5月病と呼ばれており、真面目な人や頑張り屋な人が発症しやすいとされています。
そこで、今回は、5月病の症状や治し方について説明するので、「もしかして五月病かも」と心当たりのある方は参考にしてください。
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目次
五月病の症状
まず、五月病の主な症状としては、不安感、焦り苛立ち、無気力感、胃痛、めまい、動悸息切れ、食欲低下、不眠などが挙げられ、精神的な症状と肉体的な症状があります。
うつとよく似た症状ですが、5月病は医学的には存在しない病名であり、医学用語では適応障害や不安障害、気分変調症などと言われています。
ここで、5月病の具体的な症状について確認しておきましょう。
- 何事に対してもやる気が起きない。
- とにかく不安感がある。
- 体がだるい。
- 頭痛
- 寝つきが悪く睡眠不足になる。
- 疲れやすい。
- ネガティブになる。
- 集中力の低下。
- 何事も面倒になりがち。
- 朝になると行きたくなくなる。
やはりうつ病と似ていますね。
そもそも、5月病は、4月の進学、就職、転勤などで環境が変わった際に、新しい環境にうまく馴染むことができず、ストレスを溜め込んでしまうことが原因であり、そのことにより、うつによく似た精神状態になることがあります。
よって、5月病には以下のようなタイプの人がなりやすいのです。
- おとなしい人
- まじめな人
- 責任感の強い人
- 完璧主義な人。
- 我慢強い人
まじめで責任感が強い頑張り屋さんほどなりやすい傾向があります。
また、5月病はGW明けに社会人や新入社員がなりやすいといわれていますが、現代人は常にストレス環境下に置かれているので、実際には、5月だけでなく1年中いつでも発生する可能性のある症状です。
6月に気分が落ち込むと「5月病だ!」と思いがちですが、症状が半年以上長く続くようであれば単なる5月病ではなく、うつ病の疑いがあるので、心療内科や精神科に相談しましょう。
では、次に5月病を改善する方法について紹介していきます。
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5月病の治し方
5月病を改善するには、以下のような方法がおすすめです。
- 適度な運動
- 普段より多めに寝る。
- 規則正しい生活
- ストレス発散
- バランスの良い食事
- ゆっくりお風呂に入る
- 友達と話す
- 気楽に考える
- 趣味に打ち込む
- 悩みを抱え込まないこと
基本は、規則正しい生活を心がけ、しっかりとした睡眠とバランスのとれた食事を取るようにしましょう。
そして、土日は、趣味に没頭するもよし、友達と思いっきり遊ぶもよし、日頃のストレスを発散させ、新しい気持ちで翌週に臨めることが望ましいです。
さて、5月病の改善方法として、バランスの良い食事を挙げましたが、具体的に5月病の改善に効果があるとされる食べ物を紹介しておきます。
5月病の症状を改善する食べ物
ストレスは栄養不足からくることもあるので、ストレス解消に効果のある食べ物を積極的に摂るように心がけましょう。
具体的には、以下のような食べ物がおすすめです。
<セレトニンを多く含む>
バナナ、乳製品、大豆製品等
<ビタミンB1を多く含む>
豚肉、うなぎ、イクラ、玄米等
<ビタミンCを多く含む>
いちご、レモン、ピーマン、ブロッコリー等
<カルシウムを多く含む>
小魚、モロヘイヤ、小松菜等
<マグネシウムを多く含む>
乾燥わかめ、乾燥そば、丸干しいわし等
各種摂取が難しい場合は、サプリメントもおすすめです。
マグネシウム入りのバスソルトなども、皮膚からマグネシウムの吸収可能なのでおすすめです。
働くサラリーマンの方は、コンビニ弁当やカップ麺など食生活が乱れがちなので、これらの食物をバランスよく摂取するよう心がけてください。
最後に、5月病の予防法について説明します。
5月病の予防法
まず、五月病を予防するうえで、1番重要なのは睡眠です。
うつ病も睡眠不足がリスクを高めます。
5月といえばゴールデンウィークがあり、新しい環境のストレスからつい生活のリズムが乱れがちになります。
例えば、食べすぎたり、飲みすぎたり、遅くまでテレビを見て遅寝遅起きしていませんか?
GWは、4月にせっかく確立した生活のリズムも乱れがちであり、新入社員だと学生時代の生活に逆戻りしているような人もいます。
そのため、GWは規則正しい生活を心がけ、長期連休中だからといって生活のリズムを崩さないようにしましょう。
特に、朝は太陽の光をしっかりと浴びることで、夜の睡眠の質を高めることができます。朝一番に太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンである「メラトニン」が減少し、活動的な状態となります。
そして、メラトニンは16時間経過すると、再び盛んに分泌されるので、朝日を浴びておくことで、夜に寝付きがよくなり、ぐっすりと眠れるようになるのです。
そのため、太陽の光を浴びることで、不眠になるリスクを抑えることができるので、5月病の予防に効果があるというわけです。
次に、ストレスを溜め込んでしまう人も5月病になりやすいので、ストレスを感じたらできるだけ早い時期に解消できるように心がけましょう。
例えば、ストレス解消には次のような方法がおすすめです。
- 好きな音楽を聴く
- 読書する
- 散歩する
- アロマの香りでリラックスする
- 泣ける映画やドラマを見て涙活する
etc
最後に、5月病のコントロールや予防は可能になります。
ストレスの多い現代、うまくストレスと付き合うようにすることが、5月病だけに限らず精神の健康を保つことにつながります。
まさに健全な肉体に健全な精神が宿るということです。
5月病は、うつ病やその他の精神疾患と違い自然に回復することも多いので、ストレスを日々溜めないように解消することが特に大切です。
本記事を参考にして、自分なりの気分転換法やリフレッシュ法を見つけてください。
5月病は5月だけでなくいつでもなる可能性があるということを忘れずに、長く続くときには病院へ行きましょう。
原因不明のまま放置せず必ずその解決方法を考え、セルフコントロールできる習慣を身につけてください。
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