嫉妬しない方法についてまとめておきます。
「嫉妬」と言うと、恋愛関係や夫婦関係でもつ感情のイメージが多いですが、実は友達や会社の同僚、先輩、後輩、きょうだいなど、日常の中で関わる相手にもつことがあります。
「あの人はいつも人に好かれる」「あの人はお金持ちで容姿もよくて、性格もいい」「あの人は仕事ができる」などと、自分と相手を比べて感じることがありますよね。
恋愛関係や夫婦関係だと、「私のことを思ってくれていない」「他に好きな人がいるのではないかしら」と思ってしまうことがあります。
嫉妬の感情があるときって、相手を「素敵だな」と思うのではなく、「ずるい」「羨ましい」「私と違う」「どうせ私なんか」などと、マイナスの方向に進んでしまいます。
誰もが心のどこかでもつ感情ですが、「嫉妬」ばかりしていると自分自身のことがどんどん嫌になったり、生活が楽しくなくなったりし、いいことはありません。
ひどくなると、精神的に病んでしまうこともあります。
せっかくの人生、嫉妬ばかりして過ごすのではなく、できるだけ心穏やかに楽しく過ごしていきたいですよね。
そして、「嫉妬」は自分の問題です。つまり自分で何とかできる感情なのです。
今回は、「嫉妬をしない方法」自分の気持ちのコントロールの仕方についてご紹介します。
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目次
「私は私でいいんだ」—自分のよさを探る−
嫉妬をしているときって、「自分に自信がない」「卑屈になっている」自分がいるのです。
だから、自分にはないところが気になり、相手のよいところを羨ましく思い「嫉妬」の感情がわくのです。
そんなときは、まず「私は私」と心で唱えてみましょう。声に出してももちろんいいです。
みんな違うから、世の中は上手くまわっているのです。
「あの人はあの人、自分は自分」と相手と自分を切り離して考えることで、気持ちが楽になります。
そして、更に「自分の長所を探す」作業をします。
自分に自信がないときって、「私には何もいいところがない」と卑屈になりがちです。でも、必ず人には「良いところ」があります。
「私は、仕事がゆっくり。でも、確実性はある」「特に得意なことはないけれど、継続する力はある。どんなときも努力する」など、自分自身を見つめていましょう。
それでも見つからなかったら、親や信頼できる友達に「私のよさってなに?」と聞いてみましょう。あなたの魅力を必ず知っていますから。
自分のよさが分かったら、嫉妬しそうな自分がいるきにはそれを思い出すようにしましょう。嫉妬しない自分がまた自信となり、嫉妬する心は減っていくはずです。
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嫉妬している自分を認める・相手を認める
嫉妬している時って、相手を羨むばかりで実は自分が相手に「嫉妬」していると気付いていない、「嫉妬」している自分を認めないことがあります。
私はいつも、何か感情をもったときに「何でこんなふうに感じるんだろう」と考えるようにしています。
その結果、例えば相手への怒りかと思っていたことが嫉妬だと気づきます。
「いつもあの人はみんなにいい顔ばかりしていて腹が立つ。みんなも騙されすぎ」と怒っているのかと思いきや、「あの人みたいに、周りの人の上手くやっていきたい」という思いだということがあります。
こんなふうに自分の感情と向き合い、嫉妬している自分を認めるのです。
その上で、思いきって相手にその思いを伝えてみましょう。
「私はあなたに嫉妬しています」と言うのには抵抗がありますよね。
そうではなく、「嫉妬」を「相手を褒める」という形に変えるのです。
「◯◯さんって、どの人とも上手く付き合うことができるよね」、「私も〇〇さんみたいに、みんなと上手く付き合いたいの。どうしたらいいかな?」など、自分が嫉妬している内容を相手のよさとして認めるのです。
実際に相手のよさとして認めてなくてもいいと思います。
心から認めていなくても、認めているかのような形で伝えることで、「相手を認められる自分って、何だかいいんじゃない」と相手を認められる、褒められる自分が好きになります。
言葉に出して言ってみることで、本当に相手を認められるようになってくるんです。
これができるようになるとどんな相手でも認められるようになり、「嫉妬」という感情は薄まっていき、自分自身のことも好きになれますよ。
相手の欠点を探す
相手の欠点を探すなんて、ちょっと気が引けるかもしれません。
でも、どうしても嫉妬ばかりしてしまうときには、かなり効果があると思うのでご紹介しますね。
あなたから見ると嫉妬している相手は羨ましく、完璧のように思えるかもしれません。
しかし、そんなはずはありません。人間誰もが欠点がありものです。
「あの人、上司に好かれていて羨ましい」と思っていても、実は仕事のできがよくなく、仕事の内容は空っぽということもあります。
相手のことをよく観察してみましょう。このようなことがどんどん出てくるでしょう。
つまり、「人間みな同じ」ということです。それに気づけば、すっと気持ちも楽になりますよ。
「嫉妬」は自分が苦しいだけでなく、周りにも不快な思いをさせがちです。
ぜひ参考にして「嫉妬」の気持ちをなくし、前向きに自分らしく生きることを楽しんでいただければと思います。
「みんなちがってみんないい」(金子みすゞ)
素敵な言葉です。「嫉妬」しそうな自分が現れたら、ぜひ思い出してくださいね。
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