英霊への感謝と平和を祈るために行われる、東京都靖国神社の「みたままつり」
毎年、日本古来の7月のお盆に合わせて開催されています。
年に何度かニュースで取り上げられ、政治のイメージがあるかもしれない靖国神社ですが、このような素敵なお祭りも開催されていることは、是非知っておきたいところですね。
東京の夏の風物詩としても知られていて、毎年16万人ほどの人出となり、30万人もの人が訪れる年もあったそうですよ。
大小3万の提灯が灯され、青森ねぶたやみこし振りなどの奉納行事や、ひと足早い盆踊りなど、日本の風情を存分に感じることができます。
今回は、そんな靖国神社の2019年のみたままつりについて、屋台や開催日程、開催時間などをご紹介していきます。
みたままつりの基本情報
靖国神社のみたままつりの開催日程は次の通りです。
日程)2019年7月13日(土)~16日(火)
時間)祭 儀:18:00~22:00
昇殿参拝: 9:00~20:00
社頭参拝: 6:00~21:00
場所)靖国神社 東京都千代田区九段北3-1-1
その他詳しい交通アクセスなどについてはこちらから確認できます。
靖国神社公式ページ⇒ http://www.yasukuni.or.jp/schedule/mitama.html
公式ページではお祭りのフォトギャラリーもあって、鳥居を囲む提灯の景色が圧巻でした。
写真を続けてみていくとわかるのですが、屋台が並ぶ道は本当に人で埋め尽くされています。
たくさんの提灯のオレンジの光は本当に綺麗で、写真で眺めるだけでも癒されるので、実際に見る提灯はもっと素敵なんでしょうね。
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屋台の出店情報
お祭りの楽しみともいえる屋台。
これを目当てにお祭りに行くんだ、という人もいるのだと思いますが、少し残念なお知らせがあります。
靖国神社のみたままつりでは、外苑参道にて、例年200軒を超える屋台が並び、みたままつりの名物ともなっていましたが、2015年からは全ての屋台の出店並びに飲酒が禁止になっています。
戦後70年近く続いていた屋台の出店だそうですが、残念です。
理由は、いくつかあるようですが、参拝者が増えたことによってマナーを守れない人も増えた、ということが原因のようです。
若者によるナンパ行為や未成年飲酒、近隣住民への騒音などの迷惑行為が続き、苦情がおおく寄せられたそうです。
中にはけんかや提灯を壊すなどのトラブルもあり、警察沙汰になった例もあります。
飲酒は深夜まで続いたり、インターネット上で「ナンパ祭り」と書かれることもあったそうで、神社側の苦労を想像すると悲しくなってきますね。
警備員の数を増やしたりとなど、トラブルを起こさないための努力もされていたそうですが追い付かず…。
靖国神社は英霊を慰めるとても大切な場所ですから、そのような場所でマナーに気を付けていられない人が多くて、場が荒れていってしまうのはよくありませんからね。
それによって、みたままつりの本来の目的である「英霊への感謝と平和への祈り」が果たせなくなってしまった結果でしょう。
名物だった屋台の出店が中止になってしまった靖国神社のみたままつりですが、そのことに対しては賛否両論でさまざまな意見があるようです。
来場者数も、屋台がなくなってからは30万から15万人とだいぶ減ってしまっていて、このことからも屋台を目当てに来ていた人がたくさんいた、ということがわかりますね。
ただ、
「落ち着いた雰囲気で良かった」
「ナンパ待ちも少ないし、静かで良い」
という屋台の出店中止に対する賛成のコメントも多く、かえってお祭り本来の楽しみ方ができているのであれば良い選択だったのかな、とも思います。
来場者数が減ったことで、人で埋め尽くされていた参道もゆっくりと歩いて楽しむことができるようになって、屋台が中止になったあともお祭りに行っている人にとっては嬉しいことなんじゃないでしょうか。
屋台があれば、よりいっそうの楽しみもありますから、マナーを守って屋台もお祭りも楽しめるのが一番ではありますね。
2019年の公式の発表はまだですので、今年は屋台が並ぶのであればそれはそれで嬉しいですよね。
以上、東京都靖国神社のみたままつりについて、基本情報や屋台についてご紹介しました。
屋台については中止という残念な情報をお伝えしてしまいましたが、みたままつりには他にも見どころがたくさん用意されているお祭りです。
ねぶたや盆踊りなど、日本らしいお祭りをゆっくりと楽しむことができますよ。
小さいお子さんなんかは、いい経験になるのではないかな、と思います。
日本のいろいろな景色を見せてあげたいですよね。
今年の靖国神社みたままつりも是非、楽しんできてくださいね。
きっと素敵な写真も残せますよ♪
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