2019年12月22日の冬至の日において、日の出と日の入り時刻をまとめておきます。

 

冬至の日の出と日の入り時刻

まず、冬至における日の出と日の入り時刻については、国立天文台の公式サイトから各都道府県における日の出入り時刻を確認できます。

例えば、東京都であれば、12/21の日の出時刻は6:46であり、日の入り時刻は16:31と予想されています。

他にも、全国の主要都市における、2019/12/22の日の出、日の入り時刻をまとめておきます。

都市名 日の出 日の入
札幌 7:03 16:03
仙台 6:50 16:20
東京 6:47 16:32
金沢 7:02 16:42
名古屋 6:57 16:44
大阪 7:01 16:51
広島 7:13 17:04
高知 7:06 17:02
福岡 7:19 17:15
那覇 7:13 17:43

データ参照元:http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/

ここで、冬至の日といえば、一年で最も昼間の時間が短い日であるため、日の出が最も遅く、日の入りが最も早い日だと考えている人がいますが、実はこれは間違いなのです。

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冬至の日の出入り時刻に関する注意点

まず、明石市立天文科学館の公式サイトには以下のような記述があります。

日の出の遅い日は、1月上旬です。

日の入りの最も早い日は、12月上旬です。

出展:http://www.am12.jp/faq/tenmon.html

冬至の日は、昼間の時間が1年で最も短い日であるにも関わらず、なぜ日の出が最も遅く、日の入りが最も早い日に該当しないのでしょうか?

そもそも、昼間の長さは太陽の高度で決まり、以下の図に示した通り、太陽の高度が最大になるのが夏至の日で、最小になるのが冬至の日なのです。

そのため、冬至の日は一年で昼間が最も短くなります。

 

 

そして、日の出と日の入りの時刻もおおよそは昼間の長さで決まり、昼間が長い夏場は日の出は早く、日の入りは遅くなります。

逆に、昼間が短い冬場は、日の出は遅く、日の入り早くなるのです。

ところが、夏至の日(冬至の日)の前後は、日の出、日の入りともに徐々に遅くなってしまいます。

 

これは、日の出入りの早さと遅さを決めている要因として、昼間の長さだけでなく、太陽の動き方が関係しているからです。

仮に、太陽の動き方が年中一定であれば、日の出入りの早さと遅さは、昼間の長さだけで決まりますが、実際には太陽は季節によって動く速度が異なります。

では、なぜ太陽は季節によって動き方が違うのでしょうか?

 

これは、以下の2つの要因によります。

  • 太陽の動く道(黄道)と赤道が23.4度傾いている
  • 地球が太陽のまわりを楕円軌道でまわっている

出展:http://www.am12.jp/faq/tenmon.html

 

 

そもそも、太陽は地球から見ると天球上を1年かけて1周しているため、地球が1日かけて自転している間に、太陽は東の方へ平均1度ほど動いています。

そして、この太陽が東へと移動する量は、季節によって変化し、東への移動量が平均よりも大きい場合は、日の出と日の入りが遅くなり、平均よりも小さいときは日の出と日の入りが早まります。

 

これは、太陽の軌道と赤道が23.4度傾いていることと、地球が太陽のまわりを楕円軌道で回っていることが原因であり、冬至に近づくと、太陽が東へと移動する量が大きくなるので、日の出と日の入りが遅くなります。

 

以上から、冬至の日が近づくにつれて、徐々に日の出時刻が遅くなり、冬至の日から半月ほど遅れて、日の出が最も遅い日を迎えます。

また、冬至の日が近づくと、日の入り時刻が遅くなるので、冬至の日よりも半月ほど前に、日の入り時刻の最も早い日を迎えることになります。

参考⇒冬至に食べると縁起がいい食べ物はコレ!運気を上げて良い新年を迎えよう

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