こんにちは、ダイスケです。

人は、やらなければならないと分かっていても、「あとでやる」と先送りにしてしまう生き物です。私も、やるべき仕事を先送りしてしまうことがあるのですが、結局のところ、今すぐやるよりも期限までの時間が短くなる分焦って処理しなければならなくなるので、先送りしても何もメリットはありません。

「あとでやる」と決めた時は、「後でやったほうが早く出来る気がする」と感じるのですが、「今」と「後」で自分の能力が大きく変化しているわけでもなく、「今」がそのまま先送りされて、未来にやってくるだけなのです。

人間の心理としては、未来の自分は今の自分よりも有能だと思い込む傾向にありますが、それは単なる錯覚にすぎません。しかし、未来の自分は今よりも良い状態にあると思わなければ、人は生きる気力を失ってしまうので、自我を守る自己防衛本能を考慮すれば、先送りは当然の結果とも言えます。

ただし、やるべきことを単に先送りにしても、結局は今と変わらない未来において、その問題は自分に降りかかってくるので、やらなければならないと意識した時点で、さっさと片付けておいた方が無難です。

タスクを先送りにしやすいのは、人間の防衛本能から仕方ないと認めた上で、未来において自分がそのタスクをすぐに処理できるように、準備をしておくことが重要です。そのタスクをこなすうえで、面倒な作業などを予め行っておくことで、先送りにして、未来でそのタスクが自分に降りかかってきたとしても、事前に準備をしておけば、慌てなくて済みます。