どうも、ダイスケです。

今回は、危機感をモチベーションにして行動する際の注意点についてまとめておきます。まず、人は心地よい状態である「現状」を好むため、何か新しい行動を起こす際には、何らかの危機感や切迫感などにかられ、行動を引き起こさせる理由が必要となります。

そこで、効果的な方法の一つとして、起きてほしくないことを想定して、危機感を持ち、それを行動のモチベーションにするというやり方があります。ただし、行動をモチベーションにするときには一つ注意すべき点があります。

それは、人は起きてほしくないことが起きる確率が低い時には、それが「起きる」ことを心配し、起きてほしくないことが実際に起こる確率が高くなった時は、それは起こらないと思う傾向にあるのです。例えば、株を購入した際には、自分の買った銘柄の株価が下落するのではないかと心配してあたふたするのですが、実際に大きく値を下げ始めると、その現実から逃避するかのごとく、何もできず、ただ大きく下がっているレートを見つめていることしかできないのです。

このように、悪いことが起こる確率が高くなったり、今まさにそれが起きているときは、人の心理は合理的に働かず、なんとかなるだろうという楽観的で主観的な判断に頼ってしまうのです。そのため、危機感をモチベーションにする場合は、起きてほしくないことが、本当に起きた時、自分はどのように対処するのか予め決めておくのです。

そうすれば、起きてほしくないことが、実際に起きた時、思考停止状態に陥ったり、主観的な判断を下してしまうことを避けられます。