ワールドカップバレーの順位の決め方についてまとめておきます。
順位は最大4つの項目で決まる
まず、ワールドカップバレーの順位は、基本的には勝敗数により決定されますが、勝敗数が並んだ場合は、以下の要素により順位が算出されます。
- 第1優先:勝敗数
- 第2優先:勝ち点
- 第3優先:セット率
- 第4優先:得点率
勝ち点
ワールドカップバレーは勝ち点制を採用しており、以下のルールにより勝ち点が決まります。
- 勝ち点3:3-0,3-1で勝利
- 勝ち点2:3-2で勝利
- 勝ち点1:2-3で敗戦
つまり、フルセットの末に負けた場合は、勝ち点1が与えられることになるので、強豪国と対戦する場合は、フルセットに持ち込めるかが後の順位に大きな影響を与えることになります。そして、勝敗数と勝ち点で並んだ場合は、セット率という指標で順位が決められることになります。
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セット率
セット率は、以下の式で算出されます。
セット率=勝ち取ったセット数の合計/失ったセットの合計
例えば、6試合をこなした段階で、6連勝していた場合は勝ち取ったセット数は当然ながら18となります。
そして、6試合で合計2セットを失っていた場合、セット率は18/2=9と算出されます。
ここで、セット率が並んだ場合は得点率で算出されます。
得点率
得点率は以下の式で算出されます。
得点率=総得点数/総失点数
では、ここまで説明した内容を理解したうえで、8/30時点での女子ワールドカップバレーの順位表をチェックし、どのように順位が決定されているのか復習しておきましょう。
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女子ワールドカップバレーの順位表
まず、8/30時点では第1優先要素の勝敗数において、ロシアが6戦全勝しているので1位にランクされています。そして、アメリカ、日本、中国、セルビアが勝敗数5-1で並んでいることがわかります。
次に、第2優先要素の勝ち点を比較すると、アメリカが16で4カ国の中では最も多いため、ロシアに次いで2位に位置しています。ここで、日本と中国は勝ち点15で並んでいますが、第3優先要素のセット率を見ると日本3.4に対して、中国3なので、日本の方が上位にランクされているというわけです。
現時点では、勝敗数、勝ち点、セット率の3要素がすべて同じである国はないので、得点率は順位に影響を与えていないことが伺えます。
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