厄払いを受ける際の服装について解説します。

女性と男性、それぞれの服装のマナーをご存知ですか?

目次

厄払いの服装に関するマナー

厄払いの服装については、特に決まりなどはありませんが、神様や仏様に失礼のない服装にすべきというのが一般常識とされています。そのため、男女ともにスーツで臨むのが無難と言えます。

厄払いに相応しい服装

  • 男性:スーツにネクタイ
  • 女性:スーツにワンピース、襟付きの洋服など

まず、男性のスーツの色は濃い紺色か黒色、ネクタイは派手な色や柄でないもの、ワイシャツの色は白、靴は革靴にします。そして、女性の場合は、フォーマルスーツかワンピースを着用し、色は男性と同様です。

さらに、スカートは丈が短すぎないものを選び、高いヒールではなく、ローヒールをチョイスしましょう。

神社によっては、ホームページで、「華美ではない服装」、「露出の少ない服装」などと厄払いの服装について説明しているところもあります。ホームページに記載がなければ、神社に問い合わせて聞いた方がよいです。

私の経験談

私は、去年神社で厄払いを受けましたが、普段着が6割で、スーツが4割という印象でした。ただし、華美な服装で厄払いを受けている人は、1人もいなかったので、男女ともに露出が少なく、落ち着いた服装で臨むことをおすすめします。

もちろん、会社の行事で厄払いを受ける場合は、スーツを着用するのが常識です。また、厄払いの服装については、足元にも気を配ることを忘れてはなりません。

そもそも、厄払いでは、靴を脱いで会場に上がり、祈祷は複数人で受けるので、足元が汚いと非常に目立ちます。私の失敗談としては、靴を脱い際に、黒の靴下に白い毛玉が複数付着していたため、見栄えも悪く、歩いたときに毛玉の一部が床に落ちてしまうという失敗を犯した経験があります。

そのため、靴下は毛玉がつきにくいものを選び、革靴も事前に靴クリームで磨き上げておくことを推奨します。

では、服装以外の厄払いのマナーについてもチェックしておきましょう。

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厄払いのマナー全般

厄払いにおいては、服装以外にも大切なマナーがあるので、ここで取上げておきます。

  1. 祈祷を受ける際のマナー
  2. 料金のマナー
  3. お礼参りのマナー

では、順番に説明していきます。

1.祈祷を受ける際のマナー

まず、厄払いを受ける際には、参拝時に手水舎でお清めを行います。両手を洗い、口をすすぐことで、身も心も清めて、心を整えます。そして、神札所において、申し込み用紙に必要事項を記入し、初穂料を支払います。

次に、祈祷を受けるまでは待機場所へ案内されるので、ここで帽子、コート、マフラーを脱ぎ、自分の順番まで待ち、名前を呼ばれたら、本殿へと上がります。そして、祓い棒でお祓いを受ける際には、静かに軽く頭を下げ、神主が神様に祈祷のメッセージを伝えている際も、頭を下げた状態で聞きます。

最後に、祝詞が終わったら、背筋を伸ばし、正しい姿勢で「二拝二拍手一拝」を行い、厄払いは終了となります。

2.料金のマナー

初穂料については、神社のホームページに祈祷料として掲載されている場合が多いですが、わからなければ、事前に電話で確認しておきましょう。たいていは5千円から1万円が相場であり、私が厄払いを受けた神社では5000円でした。

そして、金額よりも重要なのが料金を入れる袋です。紅白の水引きがかかった通常の熨斗袋を使用し、新札を入れるのがマナーとなっています。

熨斗袋の表面には、神社で祈祷を受ける場合は、「御初穂料」「玉串料」を縦書きで入れ、その下に氏名を記載します。お寺で厄払いを受ける場合は、「お布施」と縦書きにして、その下に氏名を入れます。

 

そして、忘れてならないのは、熨斗袋の裏面の下部には、熨斗袋に入れた金額を算用数字にて、横書きで記載しておきます。

3.お礼参りのマナー

厄払いが終わったら、翌年の同時期にお礼参りを行います。そもそも、厄払いは、今後の人生を安泰に過ごすため、神様に災いを振り払って頂くようお願いするわけですから、厄払いの後に神様に感謝の意を示すため、お礼参りをするのは当然と言えます。

自分のお願いを神様に聞いてもらい、後で知らん顔しているのは神仏に対して失礼にあたります。例えば、前厄の厄払いを受けた翌年には、初詣のときにお賽銭を投じて、前厄の厄払いに関するお礼と新年のあいさつを同時に行います。

その後、本厄の厄払いに申し込むこととなります。そして、このとき神社の受付職員の方に、前厄のお礼参りをお願いしたい旨を伝えておきましょう。

まとめ

厄払いの服装については、特に決まりなどはありませんが、男女ともにスーツで臨むのが無難とされています。厄払いの際には、靴を脱いで本殿へと上がることとなるので、靴や靴下の汚れには注意してください。

革靴は、事前に靴クリームでしっかりと磨いておきましょう。そして、厄払いを終えたら、翌年の同時期にお礼参りをすることを忘れないようにしてください。

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