2020年のお水取りの日程と時間についてまとめておきます。
3月に入ると、奈良の東大寺では、春を告げる「お水取り」や「お松明」が行なわれ、多くの人で賑わいます。
「お水取り」や「お松明」などの行事は、修二会と呼ばれることもあり、観光客の中には修二会の日程とお水取りの日程を勘違いしている人もいます。
そこで、今回は、お水取りが行なわれる日にちや修二会の基本情報についてまとめておきます。
目次
お水取りの日程と時間
お水取りは、2019年3月12日の19時30分から翌13日の午前1時30分まで行われることが予定されています。
お水取りは、若狭井という井戸から観音様にお供えするお香水を汲む儀式です。
3/12にはお水取りを行う練行衆(れんぎょうしゅう)のために、道明かりとして松明(たいまつ)に火をともす「お松明」と呼ばれる行事も行なわれます。
お松明では、長さ約7mの大松明に火がともされると、それを童子(どうじ)と呼ばれる人がかつぎ、二月堂の舞台を走りながら、観客の頭上に火の粉を振り散らします。
練行衆たちは、童子の持つ松明の明かりを頼りに、二月堂のお堂の中へと入っていくのです。
そして、これらの一連の行事は修二会(しゅにえ)と呼ばれています。
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修二会の日程
修二会の日程は、2020年は、3月1日から3月14日までの14日間となります。
そして、修二会のメインイベントとも言えるお松明(たいまつ)が並ぶのは、以下の時間からです。
出典:http://www.e-suzaku.net/?ai1ec_event=eve_03-001&instance_id=1072
特に、3/12は籠松明と呼ばれる特別に大きな松明が11本立てられ、それらが並んだ状態で一斉に火が放たれます。
お松明の火の粉を浴びると、1年間無病息災で過ごせると言われており、燃えカスを持ち帰る人もいます。
では、修二会の基本情報についてまとめておきます。
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修二会の基本情報
【修二会の様子】
【住所】
奈良県奈良市雑司町406-1
【アクセス】
1.電車、バス
JR・近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
近鉄奈良駅から徒歩約20分
2.車
京奈和自動車道の木津IC→奈良バイパス→国道369号(15分)
第二阪奈道路→宝来ランプを国道369号に向かって直進(15分)
東大寺周辺には、コインパーキングがありますが、土日の午後にはすべて満車になってしまうので、公共交通機関を利用した方がよいです。
特に、籠松明が行われる3/12は、二月堂付近で入場が規制されるとともに、16:00から21:00までは周辺道路も交通規制が実施されます。
交通規制がしかれると、車で二月堂付近に侵入することができなくなるので、公共交通機関で来場することをおすすめします。
【交通規制】
3/12の交通規制は、以下のエリアで実施されるので、車で来場される方は必ずチェックしておいてください。
出典:http://www.todaiji.or.jp/index/hoyo/syunie/stop/stop05.htm
【問い合わせ】
東大寺 TEL:0742-22-5511
【混雜状況】
3/12は19時30分から籠松明が行われるため、例年開始30分前になると、二月堂の周辺は身動きが取れないほどの大混雑となります。
例年、3月12日の来場者数は2万から3万人と言われており、当日は警察による交通規制や誘導が行なわれます。
籠松明を見たい方は、開始2時間前の17時30分までにはトイレを済ませて、場所取りをしておいた方が良いでしょう。
ただし、修二会は立ち見の仏事であり、折りたたみ椅子などでの場所取りは禁止されています。さらに、場所取りしても誘導により移動を強いられることもあるので注意してください。
また、3/12は深夜にお水取りも行なわれるため、籠松明が終了しても翌13日の深夜2時頃まで二月堂周辺は人でごった返しています。
つまり、二月堂周辺から動けなくなってしまう可能性が高いので、小さいお子さんがいる場合は、平日に来場した方が安全です。
【注意事項】
無病息災を願って、お松明の火の粉を浴びたい方は、服装に注意してください。
ナイロン製の服やセーターなどは、火の粉により服に穴が開くこともあるので、古着が良いでしょう。
さらに、休日は、二月堂周辺は観光客で混雜し、お松明に火がともされる時間帯になると動けない状態となります。
そのため、途中でトイレに行くと、戻れなくなる可能性が高いので、トイレは済ましてから、場所取りした方がよいです。
また、修二会は厳格な儀式であるため、カメラのフラッシュや歓声、拍手なども禁止されているので、マナーを守りましょう。
まとめ
お松明は、2020年3月1日から3月14日までの14日間毎日行なわれていますが、お水取りは3月12日の19時30分から翌13日の午前1時30分の間だけ行なわれます。
3月12日は、籠松明と呼ばれる特別に大きな松明が11本立てられるため、二月堂は毎年観光客で大混雑となります。
そのため、3月12日に二月堂に来場する方は、お松明に火がともる19時30分の2時間前くらいから場所を確保することをおすすめします。
なお、3月12日はお松明の行事が終わっても、お水取りが行なわれる深夜まで混雜は続くので注意してください。
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