この記事では、2019年の奥多摩の紅葉において、見頃の時期や混雑・渋滞を回避する方法などを紹介します。
奥多摩紅葉の見頃の時期
日本の秋の風物詩の一つである紅葉。
毎年時期になると紅葉の名所へ旅行に出かける方も多いのではないでしょうか?
数ある紅葉スポットの中から、見物はもちろん写真撮影スポットとしても名高い東京最奥にある奥多摩湖の紅葉についてご紹介したいと思います。
都心からのアクセスしやすい紅葉スポットとして知られる奥多摩湖は東京都と山梨県をまたがる巨大な人造湖で、正式名称は小河内貯水池(おごうちちょすいち)と言う東京都水道局が管理する貯水池です。
多摩川をせき止めて作られた湖で広さは東京ドーム約90個分の広大さを誇り、周辺は緑豊かなことからハイキングスポットしても人気が高い場所です。
都内からほど近く、鍾乳洞や渓谷、滝など美しい自然の景観が楽しめるほか、キャンプ場などもあることから新緑、紅葉の時期はレジャー客で大変な賑わいを見せる大人気観光スポットです。
奥多摩湖の紅葉は10月下旬ころから色づき始め、例年11月上旬から下旬が最盛期と言われています。
その年の気候によって当然見ごろも変わってきます。
せっかく見に行くならば見ごろの時期に合わせて行きたいですよね?
日本気象協会ホームページ(https://tenki.jp/kouyou/)では毎年気象情報を発表しています。
例年ですと10月頃に情報が発表されているので、チェックしてからお出かけ計画を立てましょう。
広大な奥多摩湖畔の紅葉はどこをどう楽しめばいいの?と思う方もいることでしょう。
いくつかの楽しみ方があるのでご紹介します。
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①湖畔遊歩道「見はらしの丘」
湖畔には散策にピッタリの遊歩道がいくつかあり、手軽に楽しめるのが「見はらしの丘」です。
この遊歩道はコースが二つあり、一つは奥多摩湖口から八方岩展望台を通り水根沢口へ行くコースでサクラをはじめ紅葉などの紅葉路が散策できるコースです。
全長1.6キロ、約50分で回れるお手軽コースなので、子供連れの家族でも楽しむことができます。
二つ目は奥多摩湖口から八方岩展望台を一周回って奥多摩湖口へ戻るコースです。
全長3.1キロ、所要時間は約90分とやや長めのコースで、モミジ・サクラ・ブナなどの紅葉を楽しむことができます。
1時間では物足りない方におすすめのコースです。
②湖畔遊歩道「いこいの路」
全長12キロ、約4時間のロングハイキングコースで湖畔に沿って自然に触れ合える散策路です。
奥多摩湖ダムサイドから休憩所(あずま屋)・いこいの広場を巡り、再び休憩所を通って山のふるさと村へ行くコースです。
③奥多摩むかしみち
JR奥多摩駅を出発し奥氷川神社・羽黒三田神社・不動の上滝・弁慶の腕ぬき岩・いろはカエデ・惣岳渓谷・浅間神社をたどり奥多摩湖へ向かう片道約9キロ、4時間のハイキングコースです。
昔懐かしい古民家が並び当時の面影が香ることからむかしみちの名が付けられ、途中では滝や樹齢200年のいろはカエデが見られるなど人気が高いコースです。
往復にすると約12キロととても長いので片道で十分という方は帰りにバスを利用して駅まで戻れますが、時間に余裕があって体力に自信のある方は往復にチャレンジしてみても良いかもしれません。
④日原渓谷
JR奥多摩駅からバスで30分ほどの場所にある日原渓谷の周りは自然に溢れ、山肌一面を朱く染める紅葉は言葉にならない美しさです。
たっぷりと紅葉を堪能した後は周辺をドライブしながら関東一の規模を誇る日原鍾乳洞を見学に行くのもお勧めです。
⑤鳩ノ巣渓谷
奥多摩屈指の渓谷美を楽しめる紅葉の名所と知られている鳩ノ巣渓谷は紅葉の時期は1年の中で最も美しいと言われており、鳩ノ巣小橋からの眺めは特に絶景です。
道が整備されているので急な坂などアップダウンが比較的少なく、ハイキングにはもってこいの場所です。
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渋滞を回避する方法
紅葉につきものなのが混雑と渋滞です。
最盛期にはどこの紅葉スポットも大混雑し、紅葉を見に来たのか人を見に来たのかわからなくなることも少なくありません。
車で行く予定の方は特に混雑を回避できる時間帯を把握しておくことが重要です。
車で奥多摩湖へアクセスする場合、国道411号線か都道206号線を利用することが多いと思いますが、脇道があまりないことから紅葉の見物客で混雑し、特にピークの時期には長い渋滞ができてしまいます。
混雑を回避する方法の一つとして「早い時間に到着して早い時間に帰る」ということが挙げられます。
早朝は車もスムーズに動き、駐車場の混雑も比較的緩やかですので、頑張って早起きをして早い時間に紅葉を楽しみましょう。
帰り道で混雑するポイントは奥多摩湖を中心として「都内に向かう青海方面」「山梨に向かう柳沢峠」「大月市に向かう国道139号線」が挙げられ、どこも一定の割合で渋滞に出くわすと言われています。
早く到着したら時間を気にせずたっぷりと紅葉を楽しみたい気持ちもあると思いますが、遅くとも午後3時頃には帰り始めることが渋滞回避のポイントです。
帰りの混雑のピークは午後3時から8時くらいと言われていますので、どうしてもたっぷりと楽しみたいという方は反対に夜まで待って遅い時間に帰るという方法もありますが、山の中での夜間は不安もありますし、夜で視界も悪く見渡しの悪い場所も多いことから、慣れていない方は我慢して午後3時までには帰り始めた方が良いでしょう。
例年混雑する時間帯のピークは午前10時頃からお昼過ぎ頃と言われていますので、早く到着してお昼ご飯を食べて帰るくらいの予定を立てて出発すると良いかもしれません。
また、やはり平日より休日の方が混雑しますので、仕事の都合などで休日に出かける方はあらかじめ混雑を覚悟していきましょう。
奥多摩湖畔の紅葉は都心からのアクセスがしやすいということが売りの一つです。
各所に駐車場は用意されていますが、どこも混雑し、空き待ち状態になる可能性も大きいです。
朝早く出発できるなら車でも問題ないかと思いますが、朝はゆっくり出発したい方は公共の交通機関を利用していくことをお勧めします。
新宿から奥多摩へ向かう際はJR中央線で立川駅まで行き、そこからJR青海線で青海駅・奥多摩へ向かいます。
JR中央線も朝9時頃から混雑が始まり、奥多摩駅、御嶽駅あたりもバス待ちで朝9時頃から混雑が始まります。
バスや御嶽山へ上るケーブルカーも混雑しますが、約30分ほどの待ち時間で乗れることが多いので、ハイキングルートのチェックをしながら待っていればあっという間にバスに乗れると思います。
帰りの電車が混雑する時間帯はだいたい午後3時から5時くらいです。
それ以降であれば比較的混雑は解消されますが、次の日に仕事や予定がある場合はこちらも午後3時前には帰り始めた方が良いですね。
たっぷりと自然に触れ、楽しみたいのは見物に来た人ならみんな思っていることです。
みんなが気持ちよく紅葉狩りを楽しむためにも最低限のルールやマナーを守って思う存分紅葉を楽しみ心も体もリフレッシュさせてくださいね。
奥多摩(奥多摩湖畔)に紅葉狩りへ行く際、例年渋滞する道路や混雑する駐車場、渋滞が発生する期間・時間帯・曜日などについて説明してください。
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