この記事では、2019年の日光の紅葉の見頃時期やライトアップ、渋滞回避の方法などの情報を紹介します。
目次
日光の見頃の時期
日本の秋の風物詩である紅葉。
山肌一面を色とりどりに染める姿は何度見ても美しいものです。
紅葉シーズンになると日本各地の名所へ足を運ぶ方も多いと思いますが、その中から今回は日本有数の紅葉スポット「日光」に焦点を当て、ご紹介したいと思います。
日光東照宮、輪王寺、二荒山神社などの世界遺産をはじめ、多くの名所が点在している日光は、都心からもアクセスしやすく、一年を通して観光ができる場所として多くの観光客に親しまれています。
特に紅葉の時期になると毎年全国各地から見物人が訪れる日本有数の紅葉スポットで、各所で非日常的な自然の風景を存分に味わうことができます。
そんな日光ですが、各地で標高差が2000m以上もあるので、同じ「日光」でも地域によって気象が異なることから見ごろの時期も少しだけ変わってくるので、紅葉狩りの予定を立てている方は事前に良くチェックして行きましょう。
戦場ヶ原・日光社寺・いろは坂は日光紅葉3大スポットとも呼ばれ、例年紅葉時期には大変混雑します。
まずはその紅葉3大スポットの見ごろからご紹介します。
①戦場ヶ原
標高1400mの高地にあるので他より紅葉のピークが早く訪れ、例年9月下旬から一面の草が色づき草紅葉となり、10月下旬頃に見ごろを迎えます。
湿原を囲む「自然探究路」は2時間ほどで歩けるコースとなっていて、湯滝から戦場ヶ原を横断するコース周辺では見事な紅葉を楽しむことができます。
400ヘクタールもの広大な湿原地帯ですが、激しい上り下りがないので、体力にあまり自身がないという方や、小さい子供連れの家族のハイキングルートとしてもオススメです。
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②いろは坂
日光の名所として言わずと知れた「日光いろは坂」は日本の道100撰にも選ばれています。
上り11キロ、下り9キロのコース全体が紅葉スポットなのでドライブをしながらでも紅葉を楽しむことができ、明智平から一望する眺めは思わず言葉を失ってしまうほど雄大です。
栃木県内で1位を誇るいろは坂は例年10月中旬から11月上旬頃に見ごろを迎え、ハイキングやサイクリングで楽しむことはもちろん、明智平ロープウェイから見る華厳ノ滝と紅葉のコラボレーションも美しく見逃すことはできません。
③日光社寺
1999年に世界遺産に登録された日光社寺周辺は、日光で最も有名な観光地であり、紅葉時期には一番混雑するスポットです。
一日では回り切れないほどの広さを誇る世界遺産エリアでは各所で色とりどりの紅葉が私たちを迎えてくれ、エリア内にある神橋では下に流れる大谷川の緑や白が紅葉に色を添え、更に華やかな紅葉を楽しむことができます。
11月上旬頃に紅葉は全盛期を迎え、歴史溢れる古社と周辺の紅葉が一体となって奥深い雰囲気を醸し出し、ゆったりと散策を楽しむことができます。
ライトアップについて
日光の紅葉狩りの魅力は昼間だけではありません。
世界遺産である二社一寺では見ごろの時期に僅か数日間限定でライトアップが行われ、昼に見る紅葉とは一味違った幻想的な景色を楽しむことができます。
期間中は、幻想的な姿を一目見ようと全国各地から多くの見物人が押し寄せますが、日光に紅葉見物に行くのであれば是非見ておきたいオススメスポットです。
昨年は11月11日から13日までの3日間、午後6時から9時まで日光東照宮・日光山輪王寺・日光二荒山神社の二社一寺ではライトアップが実施されています。
2018年の開催日についてはまだ発表されていませんが、例年ライトアップ日光実行委員会による特設ホームページが用意されるので、旅行計画を立てる際には是非チェックしておきましょう。
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渋滞を回避する方法
紅葉の全盛期につきものなのが大混雑大渋滞で、特に日光いろは坂上りの渋滞が酷いことで有名で、その様子はテレビのニュースなどに取り上げられることもあるほどです。
せっかく旅行に行くならできる限り混雑や渋滞を回避したいですよね?
渋滞を可能な限り回避して楽しむ方法をご紹介します。
紅葉時期に大混雑のいろは坂ですが、一日中渋滞しているというわけでもなく、時間帯によっては比較的スムーズに進めます。
いろは坂上りの渋滞ピークは午前8時から午後1時で、6時半頃から徐々に混雑が始まってきますが、渋滞の理由は道路がほぼ一車線で追い越しがほぼできないことと、8時半から解放されるいろは坂終盤の明智平ロープウェイ駐車場に車が殺到するということです。
駐車場の空き待ちの列が溢れて上り右側車線を塞いでしまうので、列を知らない車が右側を走行してしまったり、駐車場に停めたかったのに左側を走行してしまい無理矢理列に入れてもらおうとして左側も塞いでしまったりすることら渋滞が発生しています。
スムーズにいろは坂を抜ける方法としてオススメしているのが「とにかく早朝にいく」ということです。
少々辛いかもしれませんが、早朝5時頃であればスムーズにいろは坂を抜けることもできます。
ロープウェイの駐車場を利用される方は営業時間まで待つことになりますが、事前に食料品などを購入して車内で朝ご飯を食べながら休憩していればあっという間に時間は過ぎていきます。
といっても早朝には行けないし…という方は、思い切っていろは坂を通らないルートを考えましょう。
日光へ紅葉狩りに来る方のほとんどが清滝ICで降りていろは坂の紅葉を楽しんで宿や帰路に就くと思いますが、清滝ICの一つ手前「日光IC」で降りて霧降の滝や瀬戸合峡、間欠泉などを巡るコースも十分に紅葉を楽しむことができます。
遠くから旅行に来る方でどうしてもいろは坂に行きたいという方は少々費用がかさんでしまいますが、一日目は上記の日光ICルートで来て、二日目の早朝にいろは坂へ出かけるというのも一つの手です。
せっかくの旅行だから日光市内の各所にも行きたいという気持ちもあるとは思いますが、「観光」と「紅葉」は分けて考えた方が良いでしょう。
紅葉を見たいなら観光をしている時間はありませんので諦めて観光で行きたいという方はできれば紅葉の時期を避けていくことをオススメします。
「紅葉の名所」と呼ばれる場所は全盛期になると大勢の観客が押し寄せ、大変混雑するのでゆったりと紅葉を楽しめないこともあるかもしれません。
日光では9月下旬から11月下旬まで各所で紅葉を楽しむことができますので、名所の見ごろを避け、他の紅葉スポットや見ごろの前後に行くと比較的ゆったり紅葉を楽しめることが多いです。
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