七五三に両親や親戚などからお祝いを頂いたときには、場合によってはお返しが必要だということをご存知ですか?
もちろん、お返しする際には、赤白蝶結びの「のし」をつけましょう。
目次
七五三のお祝いのお返しについて
まず、結論から言うと、七五三のお祝いに対するお返しは、基本的には不要なのですが、高額なお祝いを頂いた場合には、「内祝」として、お祝い返しをするのがマナーとなります。お祝い返しは、1周間以内を目安に、頂いた金額の30%~50%分のお返しをするのが妥当とされています。
ここで、”高額なお祝い”については、「いくら以上頂いたら」という具体的な判断基準などはありませんが、世間一般的な感覚では5万円以上を”高額なお祝い”と捉えている人が多いようです。ただし、お祝いのお礼として自宅に招いて食事をふるまったり、外食でご馳走した場合は、お返しは赤飯や菓子折りを用意するだけでよいのです。
これは、食事でもてなすこと自体が、お祝いに対するお返しとなるからです。そして、お返しをする際には相手に渡してはならない縁起の悪い品物があるので注意が必要です。
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七五三のお返しとして縁起の悪い品物
まず、七五三のお祝い返しについては、祝い品などを贈られたことに対する返礼の意味だけでなく、子供の成長をともに喜び、ともに祝うことでお互いに縁を深める意味も込められています。よって、縁が切れたり、壊れたりすることを連想させるような品物を贈るのはマナー違反なのです。
例えば、お祝い返しの品として、子供の写真をガラス製の写真立てなどに入れて、両親や親戚に贈るのはNGです。ガラス製品、陶器、磁器などは「割れる」「壊れる」という縁起の悪い品物なので、贈り物には不向きです。
同様に、包丁なども縁が切れることを連想させるので、絶対に贈ってはいけません。では、両親や兄弟、親戚などには、どのような品物をお祝い返しとして贈ると喜ばれるのでしょうか?
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喜ばれる贈り物
まず、私の過去の経験では、両親に対しては、娘が描いた絵や写真などが最も喜ばれました。娘が7歳のときに、両親に七五三をお祝いしてもらったので、そのお礼として、娘におじいちゃんとおばあちゃんの似顔絵を書いてもらい、それを額に入れてプレゼントしたのです。
両親が「お返しはいらないから」と事前に断っていたので、両親に気を使わせないように金封は避けて、菓子折りと娘の絵を贈ったところ、非常に喜んでくれました。また、娘が運動会でかけっこしているときの様子を撮影した動画とゴールしたときの写真をセットでプレゼントしました。
やはり、両親にとっては孫からのプレゼントや孫が一生懸命に何かに取り組んでいる姿を見ると嬉しいものなのです。両親にとっては、孫のプレゼントに叶うものはありません。次に、親戚や兄弟へのお祝い返しについては、「お返しはいらないから」と事前に断りがあったとしても、菓子折りをお返しの品としてプレゼントすると喜ばれます。金封の場合は、相手が気を使うので、事前にお祝い返しは不要だと言われたのであれば、熨斗紙は避けた方が無難でしょう。
お祝い返しで重要なのは、相手に喜んでもらうことであり、気を使わせない程度にとどめておく方が喜ばれます。
熨斗紙の書き方
まず、熨斗紙は上の写真のように、表書きは「内祝」または「七五三内祝」にして、紅白の蝶結びの熨斗を選び、下欄には子供の名前のみを記します。そして、七五三の当日から数えて、遅くとも1周間以内に届けましょう。
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