正月飾りは、いつからいつまで飾るべきなのかご存知ですか?

本記事では、正月飾りをかざる時期についてまとめておきます。

目次

正月飾りの種類

まず、正月飾りには、門松、しめ飾り、鏡餅、玉飾り、破魔矢、羽子板、餅花、輪じめ、床の間飾り、座敷飾り、掛け軸、生花、神棚飾りなどがあります。神様を迎えるにあたり、特に重要とされる代表的な飾りとしては、以下の3つが挙げられます。

  1. 門松
  2. しめ飾り
  3. 鏡餅

そこで、本記事では、これら3つの正月飾りを飾る時期について説明していきます。

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門松

門松は、年神様やご先祖様があなたの家を探すときの目印になるものであり、門松を飾ることで、神様を迎え入れる準備が整っていることを示します。

そして、門松はクリスマスが終わった26日頃から28日までに飾るのが良いとされており、基本的にお正月の準備は28日までにすべて完了させるべきです。

というのも、29日は「二重苦」、9は「苦に通じる」という語呂合わせから避けられており、31日は「一夜飾り」と呼ばれ忌み嫌われています。

 

一夜飾りというのは、年神様やご先祖様をお迎えするにあたって、その前日にバタバタと慌ただしく準備をするのは大変失礼であり、葬儀の準備を連想させることからも31日に門松を準備するのは避けた方が良いです。

次に、門松は「松の内」である1月7日まで飾っておきます

ここで、地域によっては1月15日を「松の内」としているところもあるので、お住まいの地域の習わしに従ってください。

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しめ飾り

しめ飾りは、自分の家が神様をお迎えするのにふさわしい、神聖な場所であることを示すものであり、それが飾られた場所に不浄なものが入らないようにする役目も果たしています。つまり、しめ飾りがあることで、神様はあなたの家が清らかで神聖な場所であると判断できるので、安心して降りてくることができます。

また、しめ飾りは玄関に飾るのが一般的であり、災いが外から入るのを防ぐことができます。しめ飾りを飾る時期は門松と同じであり、28日から1月7日まで飾っておきましょう。

ちなみに、しめ飾りには縁起物が備えられており、「紙垂」は神様の降臨を、「裏白」は清廉潔白なさまを、「譲葉」は子孫繁栄を、「橙」は代々栄えることを表しているとされています。

鏡餅

鏡餅は、穀物の神様である年神様へのお供え物であり、子孫繁栄、健康長寿、家族仲が睦まじくなるなどの良縁が込められています。そして、お餅の上に添えられるみかんは、しめ飾りのそれと同様に、「橙」と呼ばれ、子孫が代々に続き繁栄するという意味があります。

また、鏡餅を飾る場所としては床の間がふさわしいのですが、ない場合は玄関から離れた奥の部屋に飾りましょう。次に、鏡餅は13日から28日に供えるのが良いとされており、1月11日の鏡開きに下げて、家族全員でそのお餅をいただくのが一般的です。

鏡開きでは、「鏡」が円満を、「開く」が末広がりを意味しており、神様にお供えしたお餅を食べることで、無病息災を祈るのです。ここで、鏡餅を調理する際には、包丁などで餅を切ってはいけません。

刃物で切るのは、切腹を連想させるので、木槌などで餅を叩き割り、食べやすい大きさにしてから、お雑煮やお汁粉としていただきましょう。

正月飾りの処分方法

正月飾りは、1月15日の小正月に行われる「どんと焼き」という火祭の行事にて処分します。ただし、どんと焼きは、消防法に基づく条例に抵触する地域もあり、都会ではどんと焼きを行わないところもあります。

どんと焼きで処分できなかった場合は、塩で清めて、通常のゴミとは分けて、別の袋で一般ごみとして出します。

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