青柏祭(せいはくさい)は石川県七尾市で行われる大地主神社(山王神社)の例大祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているお祭りです。

聞き慣れない青柏という名称の由来は、神にお供えする神饌(しんせん)を青柏の葉に載せてお供えしたことからと言われています。

石崎奉燈祭、七尾祇園祭、七尾港まつりと共に七尾四大祭と称され、その中でも最大のお祭りとなっており、祭り開催期間中は県外からも多くの観光客が訪れます。

 

それでは、2020年の青柏祭の駐車場や日程、花火などの情報を紹介します。

 

目次

青柏祭の基本情報

青柏祭で町中を曳き回される3基の曳山、通称「でか山」は高さ12m、重量20t、車輪の直径がなんと2mという日本一の巨大な曳山です。

曳山の運行区間では、「でか山」が通れるように電線が高さ13m以上に設定されています。

 

この「でか山」、そのままの形で保存しているわけではなく、なんと毎年組み立てるのだとか。

一本の釘も使わずに地渡り藤という自生の藤のつるで編んだ網で組み上げるその技術も、古来からの伝統を受け継いだものとなっています。

 

狭い町中を巨大な「でか山」がギリギリで通るその迫力、「辻回し」と呼ばれる人力による見事な方向転換は祭りの見せ場です。

曳山の上段に飾られている趣向を凝らした歌舞伎人形も一見の価値があります。

 

【開催日時】

青柏祭は例年5月3日から5月5日の開催となります。

【開催場所】

七尾市 市街地中心部

【花火の打ち上げ時間】

以前は青柏祭において花火大会が開催されていましたが、2010年に廃止となり、現在では「でか山」の曳出しと同時に花火が打ち上げられています。

※雨天時には打ち上げが取りやめになることもあります。

以下に町ごとの「でか山」の曳出し時間=花火の打ち上げ時間を2017年データからご紹介させていただきます。

 

鍛冶町:5月3日 午前9時半

府中町:5月4日 午前1時

魚町:曳出しが午前8時頃のため花火なし

 

【祭りの見どころ】

青柏祭の見どころはやはり大迫力のでか山3基集合!

3基が勢揃いする時間と場所は以下になります。(2018年データより)

5月4日 12時過ぎ、大地主神社(山王神社)

5月5日 11時頃 能登食祭市場前

12時頃 七尾駅前

14時半頃 御祓川仙対橋

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穴場の駐車場

青柏祭開催中の5月4日、5日は例年金沢駅から臨時快速列車が出ます。

しかし現地での移動などを考えると、やはり車が便利で、車での来訪者が多いのも事実。

 

そこで青柏祭開催中の3日間は、七尾港から七尾市役所周辺にかけて、約1500台近くを停めることのできる無料駐車場が臨時に開設されます。

 

臨時駐車場の場所については2017年のマップでご確認ください。

参照 http://bizfx.seesaa.net/article/449540689.html

 

 

青柏祭のクライマックス、「でか山」の三基集合を見ることのできる駐車場といえば、なんといっても能登食祭市場という道の駅の駐車場です。

 

『能登食祭市場駐車場』

住所:石川県七尾市府中町員外13-1

駐車台数:200台

駐車場金:無料

営業時間:8時半~18時

お問い合わせ:0767-52-7071

 

気をつけないといけないのは、2017年の青柏祭では「でか山」の三基集合のため、最終日5日の9時半~12時40分の間、能登食祭市場駐車場への車の侵入が規制されています。

最終日にこちらの駐車場に車を停めて祭りのクライマックスを見たければ、9時半までに駐車場に入るようにしましょう。

混雑を避けたい方には七尾駅から徒歩1分のパトリアという商業施設の駐車場もおすすめです。

収容台数が500台と多いため、余裕を持って駐車できます。

 

『パトリア駐車場』

住所:石川県七尾市御祓町1番地

駐車台数:500台

駐車場金: 3時間無料(3時間を超えると最初の1時間は300円、以降30分ごとに150円)

営業時間:7時半~21時半

お問い合わせ:0767-54-0770

 

 

4日の夜中に府中町の曳出しを見に行く方にはこちらの24時間営業の駐車場がおすすめです。

こちらも駅前にあり、商業施設と公共施設の併用施設となっています。

『ミナクル駐車場』

住所:石川県七尾市神明町1番地

駐車台数:100台

駐車場金: 3時間無料

営業時間:24時間

お問い合わせ:0767-53-2020

青柏祭の交通規制

青柏祭では毎年「でか山」運行のため、のメイン通りとなる七尾駅から府中町にかけて、午前9時~午後7時の間、交通規制があります。

特に規制の多い4日と5日の規制図は以下になります。(2017年データより)

参照 http://vivivigirl.com/seihakusai/

車で行かれる場合は七尾市の公式サイトで規制区域や駐車場の空き状況などを見ることができるので、確認しながらどのルートを通ってどの駐車場に停めるのかを決めるとよいでしょう。

 

 

青柏祭が他の祭りと異なる大きな特徴は、祭りの一般見物客が自らも祭りに参加し、曳山を曳くことができる参加型のお祭りということです。

地元の人間でなくても参加できるお祭りは珍しく、「でか山」を曳くために毎年県外から足を運ぶ人もいるとか。

 

2016年には北陸新幹線も開通し、アクセスの利便性もアップしました。

この機会に、北陸へ観光がてら、日本一の「でか山」を曳きに行ってみるのはいかがでしょうか?

周囲に自慢できること間違いなしです!

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