おみくじを結ぶ理由についてまとめておきます。
目次
おみくじを結ぶ理由
おみくじを神社の木に結びつけて帰るのは、以下に挙げた理由からです。
- 神様と縁を結ぶため
- 木に結ぶことで、木々の生命力にあやかり、願いを叶えるため
- 利き手とは逆の手だけで凶のおみくじを木に結べば、困難な行いを達成できるとする説があるため
- 凶のおみくじの「わざわい」を神社にとどめて、持ち帰らないため
おみくじを結ぶのは、神様と縁を結ぶためであり、木々に結び付けることでその生命力にあやかり、願い事を叶えられると言われています。
ただし、おみくじを結ぶ際には注意点があるので、以下で紹介しておきます。
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おみくじを結ぶ際の注意事項
凶のおみくじを引いた人の多くは、神社の木に結び付けて帰ろうとしますが、おみくじを木に結ぶことを禁止している寺社もあるので注意が必要です。というのも、おみくじを利き手とは逆の手で枝に結び付ける場合、誤って枝を折るなどの事例が散見されるからです。
さらに、寺社によっては、おみくじを結ぶ場所が特設されている場合もあるので、適当な木に結び付ける前に、その寺社におけるおみくじのマナーやルールを確認しましょう。おみくじを結ぶ専用の縄などが用意されている場合、それ以外のところに結んでしまうと、お焚き上げしてもらえない可能性もあります。
おみくじは、お焚き上げで供養することにより、火の神の力により天界へと返されます。おみくじは、神様からの贈り物であるため、供養されずに、いつまでも寺社の木々に残っているというのは好ましくありません。
また、凶のおみくじは「不吉なことが起きる」という意味ではなく、「気持ちを引き締めて行動すべし」という神様からのメッセージです。そのため、私は、凶のおみくじは木に結び付けず、1年間財布に入れて持ち歩き、自分への戒めのために定期的に教え事を見直すようにしています。
では、結局のところ、おみくじは結んだ方が良いのか、それとも持ち帰った方が良いのか、どちらが正しいのでしょうか?
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結ぶべきか、それとも持ち帰るべきか?
この問いについて、大森稲荷神社の小野孝良宮司は以下のように回答されています。
おみくじには必ず教えごとが書いてあります。
凶を引いた方もおみくじを持って帰っていただいてゆっくり読み返して、良い方向に努力するための身の処し方を考える材料にしていただきたいというのが神社側の考えなんです。
出典:http://www.hakodate150.com/modules/pico2/index.php?content_id=161
というわけで、おみくじは持ち帰り、自宅でゆっくりと読み返し、身の振り方の参考にすると良いということです。
さらに、持ち帰ったおみくじについて、小野孝良宮司は以下のように続けています。
神棚に上げておくのが一番良いですが、お守りと同じように名刺入れや財布に入れて一年間持ち歩いてもよろしいです。
処分する際はどの神社でも良いので『こちらでお焚き上げください』とお持ちください。
出典:http://www.hakodate150.com/modules/pico2/index.php?content_id=161
以上から、おみくじは、寺社の樹木に結ばずに持ち帰り、神様からのお言葉をしっかりと胸に刻むとともに、財布などに大切に保管しつつ、持ち歩くのが良いのです。
次に、おみくじは、参拝が済んでから引くのがマナーであり、神社の参拝方法についても紹介しておきます。
正しい参拝方法
では、正しい参拝の作法について箇条書きでまとめておきます。
- 寺社の正面の鳥居をくぐって入る
- 手水舎にて、※手水をして、手や口を清める
- 拝殿では、鈴があれば、鈴を鳴らして、お参りしたことを神様に告げる
- お賽銭をあげる
- 二拝二拍手一拝を行う
- お願い事をする
- 最後に深く一礼して帰る
ここで、手水の正しいやり方についても確認しておきましょう。
- ひしゃくで水を汲んで左手を洗う
- 持ち替えて右手を洗う
- もう一度持ち替えて左手に水を注ぎ、口をすすぐ
- もう一度左手を流してひしゃくをもとの位置に戻す
まとめ
おみくじを寺社の樹木に結び付けるのは、以下のような理由からだと考えられています。
- 神様と縁を結ぶため
- 木に結ぶことで、木々の生命力にあやかり、願いを叶えるため
- 利き手とは逆の手だけで凶のおみくじを木に結べば、困難な行いを達成できるとする説があるため
- 凶のおみくじの「わざわい」を神社にとどめて、持ち帰らないため
ただし、神社の宮司によると、おみくじは木に結ばずに持ち帰り、自宅にてじっくりと読み返し、自分の身の処し方の参考にすると良いとのことです。
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