入学祝いのお返しの時期やマナーについてまとめておきます。
入学祝いのお返しは不要だと言われていますが、本当なのでしょうか?
目次
そもそもお返しは必要なのか?
入学祝いついて、これまでに「入学祝いのお返しはしなくて良い」と聞いたことはありませんか?
入学祝いは子供に贈られるものであり、収入がない子供は自分でお返しすることができないことから、入学祝いのお返しは不要と言われているのです。例えば、入学祝いを頂いた際に、先方から「お返しはいらないからね」などと言われることはしばしばあります。
では、この言葉は額面通り受け取っても良いのでしょうか?
結論から言うと、お返しは必要です。
そもそも、お祝いを頂いた場合には、お返しをするのがマナー(一般常識)であり、「お祝いは子供に贈られたもので、子供に収入がないからお返しは不要」という理屈は一般的なマナーではありません。
相手の家族に歳の近い子供がいる場合は、その子供が入学する際に入学祝いを送ることになるので、お互い様だと考えてお返しを贈らない人もいますが、あくまで一部の人の考え方であり、一般常識ではないのです。
仮に、相手から「お返しはいらない」と言われた場合は、先方が気を使わない粗品を贈れば良いのです。
また、品物を送らない場合でも、お礼状は絶対に書くべきです。少なくとも電話だけでお礼を済ませることは絶対に避けるべきと言えます。
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お返しの時期
一般的に、お祝いを頂いた場合のお返しについては、マナー本などには「受け取ってから1週間から2週間くらいの間に贈るのがマナー」と書かれています。
通販で有名な「ベルメゾン」の公式サイトには、お返しの時期について次のように説明されています。
お祝いなどの贈り物をいただいたら原則として、受け取ってから1週間から1ヶ月くらいの間にお返しを贈るのが適当でしょう。
出典:http://www.bellemaison.jp/cpg/gift/specially/uchiiwai/column_uchiiwai11.html
もちろん、早ければ早いほど良いことは言うまでもありません。ただし、入学祝いのお返し(入学内祝い)については注意が必要です。
一般的に入学祝いは、入学式前に贈るものとされているので、子供の進路が決定する2月下旬から3月下旬に届きます。しかし、お返し(入学内祝い)は入学式の後に贈るのがマナーなので、場合によっては受け取ってから1ヶ月近く日が空いてしまう可能性もあります。
そのため、入学式の前にお返しの品などを準備しておき、入学式が終わったら速やかにお礼に伺いましょう。
では、入学祝いのお返しに関するその他のマナーについて説明します。
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お返しのマナー
入学内祝いでは、次の4点の基本的マナーを押さえておきましょう。
- 子供とお礼に伺う
- お礼状は子供が自筆する
- 子供の手作りの品が喜ばれる
- 熨斗は水引きの蝶結びとする
では、順番に説明していきます。
1.子供とお礼に伺う
入学祝いを頂いたら、先方の自宅に子どもと出向き、子供が自分の口で感謝の気持ちを伝えるようにします。当たり前のことですが、最近は人間関係が希薄になるとともに、マナーというものが軽視される傾向にあるため、お礼状とお礼の品を配送して済ませる人が多いのです。
相手が遠方にいて訪問できない場合は仕方ありませんが、電話で済ませることなく、相手に直接会ってお礼の言葉を述べるのが一般常識なのです。
2.お礼状は子供が自筆する
入学祝いは、子供に向けて贈られているので、当然ながらお礼状は子供が自筆することとなります。親が、お礼状の体裁を整えるのは好ましくないので、必ず子供が書くようにします。
3.子供の手作りの品が喜ばれる
お礼状には、子供が書いた似顔絵や入学式の写真などを添えると喜ばれます。他にもランドセルを背負った姿など子供の成長ぶりがわかる写真が相応しいです。
4.熨斗は水引きの蝶結びとする
入学は、何度あってもよいお祝い事なので、熨斗(のし)は水引が蝶結びのものを使います。ちなみに、水引が結び切りののしは、結婚式、快気祝いなど二度がないようなお祝い事に使うので気をつけてください。
また、熨斗には、表書きに内祝と記し、水引の下に子供の名前を書きます。
まとめ
入学祝いを受け取ったら、1週間から1ヶ月の間にお返しをするのがマナーとなります。そして、入学内祝いでは、次の4点を押さえておきましょう。
- 子供とお礼に伺う
- お礼状は子供が自筆する
- 子供の手作りの品が喜ばれる
- 熨斗は水引きの蝶結びとする
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