2019年に行われる西大寺会陽の花火の開始時間、穴場の駐車場、福男に関する情報をまとめておきます。
岡山県岡山市にある西大寺では、毎年2月に「西大寺会陽(さいだいじえよう)のはだか祭り」が行われます。
日本の「三大奇祭」(他に秋田県の「なまはげ柴灯火祭り」、山梨県の「吉田の火祭り」)の1つです。
名前の通り、はだかにふんどしを締めた男たちが、祭りを盛り上げます。
奇祭の1つである「西大寺会陽のはだか祭り」、どのような祭りなのか、当日の情報も含めてお知らせします。
目次
会陽って何?
「会陽」とは、仏教のお祭りで、他のお寺でも行われます。
新年を平穏に過ごせるようにと祈ったり、前年の反省をしたりします。
本来は、魔除けのために「護符」を信者に配ります。
しかし、西大寺では歴史の中で、「護符」が「宝木(しんぎ)」に変わったのです。
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西大寺会陽はだか祭りの由来
室町時代の頃、西大寺の周りはたくへん多くの人が住んでいました。
「会陽」になると、たくさんの参拝者が「護符」をいただきたく、西大寺に殺到していました。
とても多くの人だったので、護符が足りず、僧侶の忠阿は仕方なく参拝者の頭上に護符を投げたのです。
すると参拝者は、どうしても護符が欲しくて、衣服が邪魔になり取り払って護符を奪い始めたのが、西大寺会陽が今日のようになった始まりです。
「護符」は奪い合った時に破れてしまうことがあったので、いつしか「真木(しんぎ)」という神の木とされていたものを使い始めました。
その「真木」の音だけが残って、今では「宝木(しんぎ)」と表すようになりました。
西大寺会陽で「福男」になるには?
毎年、約9000人もの裸男たちが集まり、2本の宝木を求めます。
宝木を手に入れた男は「福男」と呼ばれ、福を得られると言われているのです。
一人で参加してもいいのですが、多くの人は「グループ」を作り、協力をして宝木獲得を目指します。
グループで力を合わせる場合は、体を鍛えるだけでなく、宝木を持っている仲間が股の間をくぐりながら通れるようになど、練習をします。
宝木を持って仁王門までたどり着いた人(グループ)が、その俊の「福男」になります。
宝木はお香で薫きしめられ、白檀のような落ち着くいい香りがします。
ぜひかいでみたいですね。
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はだか祭りに参加するには?
裸になり、まわしをつければ、どの男性も参加できます。
当日参加もできます。着替え場所やたびなどが用意されています。
参加する男性は、万が一のために「氏名・住所・緊急連絡先の電話番号・着替え場所と電話番号・血液型」を書いたものを用意して、まわしの腹部に入れます。
- 安全のため、できるだけ事前申し込みをお願いします。(観音院または、会陽奉賛会にて)
- 当日は「手を上げて動く」「肩を組まない」など、怪我をしないように自分のことをしっかり守ることで、周りの人の安全も守りましょう。
日 時
2019年2月15日(毎年2月の第三土曜日)
時 程
・少年はだか祭り(子どもたちによる宝筒などの争奪戦) 午後3時20分
・会場太鼓 午後6時30分〜 、 午後7時30分〜
・会場冬花火 午後7時〜7時30分
・宝木投下 午後10時
*例年午後7時以降は、会場付近で立入禁止のところが出てくるので、早めに着くようにし、見たいものをしっかり見れるように準備をしましょう。
場 所
金陵山西大寺 観音院
〒704−8116
岡山県東区西大寺中3−8−8
電話番号:086−942−2058
観覧席
会場付近は午後8時半頃から、「裸以外立ち入り禁止」になります。
なので、普通に見ようと思うと、会場から離れたところからになります。人も多く、押し合いへし合いしながら見るようになります。
「観覧席」があるので、そちらを予約しておくか、「立ち見席」から見ることをおすすめします。
座席指定 5000円(事前予約のみ)
東立ち見席 1000円
西立ち見席 500円
- チケットの購入は、西大寺会陽奉賛会事務局(岡山商工会議所西大寺支所内)の窓口か電話で予約します。
電話番号:086−942−0101
- 立ち見席であれば当日予約もできます。立ち見席は窓口での現金引換のみです。
- 西立ち見席は少し離れているので、指定席か東立ち見席をおすすめします。
アクセス
電車:JR赤穂線「西大寺駅」下車 徒歩10分
バス:岡山駅バスターミナルから両備バスに乗車
「西大寺バスセンター」下車 徒歩10分
駐車場
西大路付近は、全日通行止めになります。なので、西大路駐車場などには駐車できません。
当日は、臨時の駐車場が設けられています。(付近のスーパーや消防署など)
2015年のものですが、臨時駐車場についてのっていますので、こちらを参考にしてください。
地域の商業施設なども場所を提供していて、地域みんなで盛り上げていることがよく分かりますね。
参加しても、観覧してもパワーを感じられる「西大寺会陽のはだか祭り」。2017年は、誰が「福男」になるのでしょうか!?
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